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YAMASHITA GO
東京支社 工事第1部 工事1課 副主管
2010年入社(都市デザイン工学科卒業)
現在私は、地上13階・地下1階、延べ面積8000㎡の免震構造ビルの現場代理人を務めています。工事の本格化を目前に、協力業者さんたちと工事内容の確認や作業工程の打合せを綿密に行う毎日です。業務が多岐に渡るうえ、責任も大きいのでプレッシャーはありますが、辛いと感じたことはありません。機械設備においてはシステムが似ている設計でも、現場によって環境や条件が異なるため、全く同じように施工できるわけではありません。設計時にはうまく納まっていた機器や配管も、施工ベースで検討すると納まらないこともよくあります。そのような場面で、自分のアイデアと先輩たちの経験を融合して解決策を見出し、実際の施工がうまくいった時に、この仕事の楽しさや達成感を味わうことができます。日々直面する課題に取組み、それを一つひとつ乗り越えて建物を作り上げていくことで味わえる楽しさや達成感、これが私が思う現場代理人のやりがいであり、醍醐味です。
私が今までで最も印象に残っている仕事は、初めて現場代理人を務めた中高一貫教育の学校の新築工事の仕事です。その校舎には理科実験室や調理室などが集まっており、経験したことのない特殊な設備が多く苦労したのを覚えています。また工期が短く厳しい現場でしたが、会社内外のたくさんの人に協力してもらうことで、なんとか工期内に全ての仕事を終わらせることができました。竣工時にお客様から感謝の言葉をいただいた時には、それまでの苦労が一気に報われた気持ちになりました。現場が終わるたびにいつも感じることがあります。「新しい技術や知識の習得」「たくさんの人との出会い」これが自身の成長を実感できる瞬間です。
現場に入社3年目の若手が部下として配属されました。自分が上司や先輩に相談しやすい環境の中で育ててもらったので、今度は後輩に対してもそのような環境を作ってあげられるよう心掛けています。そのうえで私が後輩に求めているのは「自らの力で解決策を見つける。そして最後までやりきる!」ということです。「思考力」を身に付けるのはもちろん、困難に立ち向かう「技術力」と「気力」を養ってほしいと指導にあたっています。もちろん私自身も成長していくことをやめてはいけません。今後チャンスがあれば後輩と共に、ランドマークになるような大規模案件に挑戦したいと考えています。建物が無事完成した時には、工事マンとして大きな自信になると思います。いつの日か「あの建物はオレが担当したんだ」と後輩や家族に胸を張って言いたい。その姿を想像しながらワクワクしています。